日本最大級のメディア総合イベント「Inter BEE2023」（主催＝電子情報技術産業協会〈JEITA〉）が15日、千葉市美浜区の幕張メッセで開幕した。会期はあす17日まで。

　リアル展示に先立ち、オンライン展示会は既にスタートしており、12月15日までオープン。本年も幕張メッセ会場とオンライン会場を組み合わせて、業界の最新動向が発信されている。

　第59回目を迎えた今年は、昨年を2割以上上回る1005社・団体が出展し、映像制作の業務効率化をはじめ、映像制作の手法や映像表現の新たな可能性を広げる最新製品・ソリューションなどが披露されている。

　また、コンファレンスは100を超えるセッションが用意され、各分野の幅広いテーマや最新トピックスにフォーカスした特別企画などで最新動向を発信。充実な体験イベントも実施し、近未来のメディアコミュニケーションとエンターテインメントの体感を提供している。

　さらに充実させた特別企画では大勢の参加者でにぎわいを見せている。特に、放送業界がIP化に向けた取り組みが積極的に進む中、放送局のIP化に向けた最新技術を発信する「INTER BEE IP PAVILION」がさらに強化され注目が集めた。会場では、メーカー・ベンダー34社が協力し、IP標準規格の「ST 2110」によるライブ制作のデモを実施している。