大阪府門真市は25日、市立総合体育館で29の企業・団体と働く乗り物の展示やさまざまな職業、スポーツ、ワークショップなどを幅広く体験できる公民連携の子ども向けイベント「ミライのシゴトEXPO」を開催した。ここではエレクトロニクス業界に携わる企業や通信事業者も出展。子どもの未来を応援するため、参加企業が仕事にまつわるツールを用意し、子どもたちの職業体験を推進した。

　イベントは市制施行60周年記念事業として実施。未就学児から小学生まで幅広く楽しめる内容とした。通信事業者はKDDI関西総支社やソフトバンクが出展。エレクトロニクス業界からはパナソニックコネクト労働組合などがブースを構えた。

　KDDI関西総支社のブースでは車載型基地局(ハイエースタイプ)を展示し、災害時に活躍するクルマを紹介。参加者はKDDIのビブス・ヘルメットを着用し、車の前で記念撮影を行ったほか、車に搭乗し、技術者の雰囲気を味わうことができるイベントを用意。車載型基地局のアンテナ展開のデモも行った。

　パナソニックコネクト労働組合では同社の機器を活用した仕事体験を実施。スイッチャーなどを活用したニュースキャスター体験やカメラの遠隔操作を体感できるブースも用意した。

　ソフトバンクはペッパーのプログラミング教室を開催。ノーコードでプログラムする端末を活用し、ペッパーの操作を行った。ほか、パナソニック野球部はストラックアウトなどを用意。各ブースでは子どもたちが楽しみながら各事業者の仕事に触れていた。