2023.12.05 【年末LED照明特集】東芝ライテック 小規模向け無線照明制御システム「LinkLED Air」 リニューアルに最適 15日から受注開始

カメラ付きLED照明「ViewLED」でも新たな提案を進めている

 東芝ライテックは、リニューアルに最適な小規模向け無線照明制御システム「LinkLED Air(リンクレッド エアー)」を15日から受注開始する。

 LinkLED Airは、無線方式を採用したことで、調光信号線の工事を不要にしている。エリアコントローラーなどの親機の設置も不要なため、施工の手間を減らすことが可能。既設の電源配線をそのまま使用し、既設照明器具を置き換えるだけで導入することができ、リニューアルに最適だ。

 機器の登録や外光利用、スケジュールによる自動制御などの設定は、専用タブレット内のアプリで行う。自動制御が不要な場合には「シンプル設定」機能により、登録時間を短縮することも可能だ。運用時の手動操作はタブレットや壁操作器を使用し、照明器具のオン/オフや明るさ調整を簡単にできる。

 LED照明は、ベースライトに加え、さまざまな用途で使用できるダウンライト、システム天井用のグリッド器具をラインアップ。ベースライトとダウンライトは光源交換形であるため、明るさタイプと光色、演色性の選択が可能。

 制御機器は、あかり・人感センサー、スケジューラー、壁操作器を用途に合わせて自由に組み合わせて使用できる。壁操作器はリモコンとしても使える。

 各機器間は電波が途切れにくいメッシュ通信方式を採用、2・4ギガヘルツ帯の無線通信で接続している。通信は、見通し距離で半径15メートル(タブレットは10メートル)。

 無線照明制御の導入の敷居を下げるシステム提案に加え、カメラ付きLED照明「ViewLED(ビューレッド)」で、IoTやAI(人工知能)時代の新たな照明の価値の訴求にも力を入れている。

 既設LEDベースライトの光源ユニットを交換するだけで済むカメラ付き製品もラインアップに加えており、この製品でも導入のハードルを下げることにつなげている。光源ユニット交換で、ViewLEDの特徴である死角が少ないカメラ位置と明るい撮影環境を手軽に構築できる。

 ウイングアーク1st(東京都港区)のBI(ビジネス・インテリジェンス)ダッシュボード「MotionBoard(モーションボード)」と連携するサービスも提供。ViewLEDを軸にした展開に広がりも出てきている。