米ウルフスピードは、RF（高周波）半導体関連事業を、米メイコム・テクノロジー・ソリューションズ・ホールディングスに2日付で売却したと発表した。パワー半導体事業に経営資源を集中する一環。

　事業売却に伴い、現金約7500万ドル（約100億円）と、6000万ドル（約80億円）相当のメイコム株を受け取った。

　 「売却は当社の変革の最終段階。業界で、炭化ケイ素（SiC）半導体に特化した唯一のメーカーになった。自動車や産業、再生可能エネルギーの各市場で需要が加速し続ける中、材料やパワーデバイス事業のイノベーションと生産能力に注力できる」とコメントしている。

　同社は、ニューヨークやノースカロライナ州などに投資を進め、生産能力の拡大を図っている。

（12日付電波新聞／電波新聞デジタルで掲載予定です）