2023.12.12 若者たちの視点で地球規模の課題解決へ 万博協会がSNWIと提携
左から髙科副事務総長、石川プロデューサー、佐久間代表、東副会頭
日本国際博覧会協会(万博協会)は12日、スイス・ダボスにある世界経済フォーラム(WEF)の構成組織「シェイプ・ニューワールド・イニシアチブ(SNWI)」と提携、若者たちの視点とアイデアによる地球規模の課題解決に向けた対話や交流の場をつくることでいのち輝く未来社会を創造、同時に万博を成功に導くことで合意した。
同日、大阪市内で万博協会の髙科淳副事務総長、大阪・関西万博の会場運営プロデューサー石川勝氏、SNWIの佐久間洋司代表(大阪大学大学院基礎工学研究科)、大阪商工会議所の東和浩副会頭が出席して発表した。
グローバル・シェイパーズ・コミュニティはWEFが組織する多様なバックグラウンドを持つ33歳以下の若者で構成され、世界で約500のハブ(拠点)がある。現在は世界で約1万人以上のシェイパー(リーダー)が在籍してコミュニティーの活動をけん引。日本では東京、横浜、大阪、京都など6拠点があり、約100人のシェイパーが活躍中という。
佐久間代表は会見で「未来世代のために新しい世界を形づくる。若者にはその責任と能力があると信じる」と語り、大阪商工会議所とも連携、万博のイベント「テーマウィーク」に「次世代・インクルージョン」などについて8日間参画するのに伴い、1年半かけて調査研究し、報告すると語った。