2020.03.23 【SMT/SMD特集】スミダコーポレーション メタル系パワーインダクタ2-17ミリ角サイズ品揃え
メタル系パワーインダクタ
スミダコーポレーションは、車載向けコイル類や、次世代高速通信規格5GおよびIoT関連に向けた超小型インダクタへの取り組みを強化している。
同社はモビリティ、インダストリ、コンシューマの3分野に向けて成長戦略を展開している。コンシューマ向けでは、メタル系パワーインダクタ「CDMCシリーズ」において2-17ミリメートル角サイズで幅広くラインアップ。閉磁型で高い電気的特性と磁気シールドを実現しており、可聴ノイズを低減化。小型、低背化で、大電流性能を向上し磁気漏れが少ない。
代表的なのは、4ミリメートル角×2ミリメートルサイズの「0420CDMCC/DS」(インダクタンス0.1-22μH)、5ミリメートル角×3ミリメートルサイズの「0530CDMCC/DS」(0.1-10μH)、6ミリメートル角×3ミリメ-トルサイズの「0630CDMCD/DS」(0.1-6.8μH)、10ミリメートル角×4ミリメートルサイズの「104CDMCC/DS」(0.15-68μH)。
フェライト系パワーインダクタは、低損失のフェライト材を使用し、低DCRで高効率を実現している。小型、低背タイプから大電流対応まで製品ラインアップを充実している中、「CDBシリーズ」では、「CDB64D48」「CDB78D73B」「CDB87D48」などが代表的。
CDB64D48は、7.2×6.6×5ミリメートルサイズ。インダクタンスは0.1-0.15μH。CDB78D73Bは、10×8×7.5ミリメートルサイズで、0.12-0.27μHをカバーする。CDB87D48は、12×9×5ミリメートルサイズ。インダクタンス値は0.15μHとなる。
車載向けはABS用、HIDランプ、キーレスエントリ用のコイルを主力3製品として事業を伸ばしてきたが、加えてxEVで使用されるモーター、DC-DCコンバータ、インバータ、バッテリ/充電などに向けた製品戦略を展開。
車載用パワーインダクタは、メタル系、フェライト系ともに150度の高温度対応の製品ラインアップを拡充している。
自動運転に向けた安全系、環境対応のxEVでの需要増を見込む。