2023.12.18 TSMC、1.4ナノを生産へ 次々世代でサムスンに対抗

 半導体の国際会議、IDEM2023が先週まで米サンフランシスコであり、各社が最新の取り組みの一端を披露した。

 台湾TSMCは世界で最先端となる1.4ナノメートルのノードを開発中であることを明らかにした。韓国サムスン電子に対抗する形。また、インテルは3D積層CMOSトランジスターを進化させる。

 TSMCの現行品の最先端は3ナノの「N3」で、さらに2ナノは2025年の量産開始を見込んでいる。同社はその準備は順調に進んでいるとしたうえで、1.4ナノのノードを「A14」として披露した。同社が公式にこのノードについて発表するのは初めて。

 量産開始時期や仕様の詳細は言及されていないが、地元メディアなどによれば、27~28年の量産開始が見込まれる。

 (19日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報予定です)