米アドビは18日、同業の米新興フィグマの買収計画を撤回すると発表した。欧州委員会（EC）や英競争・市場庁（CMA）など、規制当局からの承認見通しが立たないことを踏まえたもの。両社は昨年9月、アドビが200億ドル（3兆円弱）を投じてフィグマを買収することで合意したと発表していた。

　統合の白紙化に伴い、アドビは違約金1億ドルを支払う見通し。アドビのナラヤンCEOは、当局の判断に異論を示しつつ「独立して進むことが双方の最善の利益になる」とコメントした。

（20日の電波新聞／電波新聞デジタルで詳報予定です）