NTTドコモとNTTドコモ・ベンチャーズ（NDV）は、社会課題に対して5Gを活用した新たなソリューションを創出するため、「docomo 5G DX AWARDS 2020」を実施する。各企業から5Gと親和性がある特徴的なアセットを募集し、2020年度中のソリューション化を目指す。

　ドコモは18年2月に「ドコモ5Gオープンパートナープログラム」を開始。20年の5G商用サービス開始に先立って3300社（2月末時点）を超えるパートナー企業・団体に対し、5Gの技術・仕様に関する情報提供やパートナー同士の意見交換の場を提供してきた。その結果300を超える事例を創出している。

　同社はこのたびの5G商用化に伴って21年度末までにパートナー数を5000社まで広げ、さらなる5G商用サービスの拡大とパートナーとの連携強化を図っていく。

　同アワードは大企業に限らず中小企業、ベンチャー企業まで幅広い企業が保有する特徴的な技術、プロダクト、サービスといったアセットの発掘を推進。5Gでの新たなソリューション創出に向けた取り組みをさらに加速させるもの。

産業の高度化など5テーマ

　募集テーマは▽産業の高度化▽働き方改革▽街づくり▽教育▽ヘルスケア―の5つ。各企業が保有する特徴的なアセットに対し、5G商用サービスの活用意義を審査、表彰する。

　選考基準は▽5Gとの親和性・活用性▽テーマへの適合性およびその優位性▽市場における課題の現状およびニーズの規模▽新規性▽実現性▽収益性・拡張性▽提供体制--の7項目。5G利用は必須ではなく、5G時代にふさわしいアセットを求めている。

　選考委員はドコモ、NDVの関係者、社外有識者を予定。最優秀アセット、優秀アセット各1件、準優秀アセット2件を決める。

　入賞アセットは、ドコモの5G活用ソリューションとして20年度中のサービス化を目指す。

　さらに最優秀賞アセットについてはドコモ主催イベントでの展示、ドコモ5Gオープンパートナープログラムでの積極的な情報発信などのプロモーションを実施する。

　また、入賞アセットを持つ企業への特典として、最優秀賞に賞金100万円、優秀賞に30万円、準優秀賞に10万円を授与する。

　応募期間は5月31日まで。アセットに関する基本情報を記入したエントリーシート、詳細情報と5Gの活用意義を記載した所定の様式を提出する。

　書類選考を通過した企業は、7月上旬にNDV本社（東京都港区）で開催予定のファイナリストプレゼンテーションに参加する。

　詳しくはホームページURL　（https://5gbiz.idc.nttdocomo.co.jp/campaign/dxawards2020/）へ