2020.03.31 【関西版】通信ネットを顧客ニーズに合わせ提案 ドコモがカスタマイゼーション提供
NTTドコモは25日から、次世代高速通信規格5Gを中心とした通信ネットワークを顧客のニーズに合わせて提案するサービス「ネットワークカスタマイゼーション」を開始、4メニューを提供している。
5Gなどの通信ネットワークをエリア調査から構築設計・導入支援までサポートする総合的なネットワークコンサルティングサービスだ。
サービスメニューの一つ、「ワイヤレスコンサルティング」では、ネットワーク全般に関する困りごとに対して5G、LTE、Wi-Fiなど最適な通信環境を提案する。
「キャリー5G」は、一時的に特定エリアで5Gを使いたいという要望に対応。専用の台車に5G可搬型基地局を設置し、希望のエリアで5G通信を利用可能にする。
「ローカル5G構築支援」は、同社の電気通信事業者としての無線システム運用ノウハウを生かし、顧客の希望や利用範囲などをもとに要件を定義、電波伝搬ツールを利用してエリア設計を支援する。必要な物品調達や免許申請も行う。
「ドコモオープンイノベーションクラウド」は低遅延、高セキュリティなどMEC(Multi-access Edge Computing)の特徴を持つクラウドサービス。クラウド基盤はドコモ網内に設置し、安心・安全を実現している。接続端末とクラウド基盤間の通信経路を最適化することでネットワーク伝送遅延を短縮する「クラウドダイレクト」の提供も5月下旬以降に予定している。
料金はオープンイノベーションクラウドが月4000円からで、そのほかは導入規模・通信ネットワークによる。同社によると今後、ニーズに合わせて順次メニューを追加していく方針。