2020.03.31 【関西版】 西菱電機が日報・業務報告アプリ/位置情報サービスを積極提案  業務円滑化に効果

 自治体や企業向けの業務システムを手がける西菱電機は、IoTソリューションに注力。日報・業務報告アプリ「Check-in(チェックイン)」と位置情報サービス「MAP(マップ)」を積極提案している。

 チェックインとは、報告や申請などのフォームの作成とデータ集計が簡単にできるアプリケーション。紙の帳票などを使用する企業にとってはシステム開発の外注が不要で簡単にWeb入力システムを導入でき、各社の業務に合わせて自由に報告フォームを登録・追加できるのが特徴だ。

 同アプリの使用で従業員は外出先から報告・申請・承認業務ができ、作業時間の短縮を実現。管理者は、PCから報告内容の閲覧、申請の承認、データダウンロードなどができる。このほか、承認ワークフロー、グループチャット、翻訳といった機能も備える。

 従業員が個人所有のPCやスマートフォンなどを業務で使用するBYOD(Bring Your Own Device)に対応。端末固有のIDをシステム登録することで、「なりすまし」ログインを防止する。従業員が退職した場合はシステムからユーザー情報を削除しアクセスできないようにするなど、セキュリティ性の高さも備える。

 導入実績として、岡山県浅口市が災害時の情報共有、海外では藤原ロジスティクスベトナム(ベトナム・ホーチミン市)が業務円滑化を目的に活用しているという。

 マップは、チェックインやGPSトラッカの位置情報機能を利用、Web上に現在地や移動履歴を表示する。移動情報は、GPSデータ記録形式(KML、CSV)での出力ができる。行動計画機能により計画と実績を照合し、配送計画やルート訪問の最適化分析などに活用できる。在宅勤務やテレワークの勤務申請・報告、一日の業務報告なども可能だ。