ジェイコムウエスト（大阪市中央区）は、阪神・淡路大震災から29年目にあたる17日に特別番組「1・17　阪神・淡路大震災　あの日を忘れない～記憶・教訓・共生～」を、関西全域のコミュニティチャンネル「J:COMチャンネル」（地デジ11ch）で生放送する。同社のサービスエリアで視聴できるほか、地域情報アプリ「ど・ろーかる」では20日～2月20日までアーカイブ配信も行う。

　震災を経験していない世代の人が増える中、JCOMでは「震災を風化させない―忘れない・伝える・生かす・備える」をキーメッセージとし、震災の記憶を風化させず、自分や家族の命を守るためにどうしたらよいのかを考えるきっかけにしたいとの思いから、同番組を放送する。

　番組では「記憶」「教訓」「共生」の3視点を通して地域防災について考える。当日17時46分（地震発生時刻の12時間後）から行われる各地の追悼行事の生中継を中心に、震災への思いを伝える。

　兵庫県芦屋市のJCOM番組制作事務所に残る29年前の震災記録映像を初放送するとともに、JCOMとNHKとの連携協定に基づき協力して制作したVTRを放送する。

　神戸学院大学・社会防災学科の舩木伸江教授をコメンテーターに迎え、関西各地の地域防災関連活動なども紹介し、地域防災への理解を深める。