2024.01.24 【ネプコンジャパン/オートモーティブワールド特集】ネプコンジャパン 奥田貿易 生産終了の保守部品など調達・供給

奥田貿易の「ネプコンジャパン」ブースイメージ

 奥田貿易は「ネプコンジャパン」に出展する。

 同社は製造業の経営資源の有効活用と有効流通を目的に、SMTメーカーが生産を終了した保守部品の調達・供給やリユース設備販売・修理など独自の事業を行っている。

 同社の幅広い調達のネットワークを通じてSMT用各種フィーダー、ノズルフィルター、ラインカメラ、CPU基板、ACサーボモーター ドライバー、タッチパネル、プリント基板リワーク装置、SMT治具(カッターやカシメ器)、工業用テープ・ジョイントテープ、コネクターなど、さまざま取り扱う。保守部品は提携している製造会社で設備仕様に適合させて生産、供給している。ブースでは、SMT関連用保守部品やフィーダーなど修理サービスについてもパネル展示で紹介する。

 コロナの規制が緩和されて工場の設備稼働が回復し、保守部品需要が拡大しているものの、品薄・入手困難品が増えており、SDGsの観点からも、同社の国内顧客はコロナ前に比べて倍増。国内の車載・産業機器メーカーの増産対応や、EMS工場向けを中心に受注が増加している。

 地政学リスクの高まりで、中国などへの委託生産の国内生産内製化に伴う新規生産ラインの増設などに向けて、リユース品として回収された製品を同社で検査、クリーニングなどの整備をした上で再販売するリファービッシュ製品(整備済み製品)の取り扱いを始め、実績が上がっている。

 リユース設備も新しい年式と品ぞろえにより、車載関連工場などから投資効果が高いと評価されている。

 顧客からの引き合いに約8時間以内に見積もり作業を行い、納期は通常1週間~10日以内というスピード感のある対応を特徴としている。