2024.01.24 【ネプコンジャパン/オートモーティブワールド特集】ネプコンジャパン クラボウ はんだロボットで省人化を支援

高速3Dビジョンセンサー「クラセンス」

 クラボウは、基板外観検査装置やリード線自動はんだロボット、攪拌(かくはん)脱泡装置を出品する。

 基板外観検査装置「BBMaster」シリーズは、一般プリント基板やLED実装基板、セラミック基板、メタル(アルミ・銅等)基板など、多様な基板の精密な外観検査が可能。量産用の大型機から開発向けの省スペースタイプまで、さまざまな用途で基板不良を検出する。高解像度・高速ラインカメラ、複数照明を装置に搭載。複数光学条件下の画像を1システムで同時取得できる。独自開発の画像処理技術で目視検査では見つけにくい微細欠陥を検出。不良品の流出を防いで製造工程の高速化・省人化に貢献する。ブースでは省スペースタイプの片面手動機「1100Ⅴ」を紹介する。

 高速3Dビジョンセンサー「クラセンス(KURASENSE)」を用いたロボットシステム「Kurassem」の新製品も紹介する。クラセンスはケーブルなど柔軟物の形状を高速で認識。Kurassemはクラセンスを搭載して、コネクターやフラットケーブルなどを把持して締結するといった工程を自動化する各種システムを展開する。

 リード線自動はんだロボット「Kurassem-SR」はクラセンスで1本ごとのリード線の曲がりを補正し、ロボットで自動はんだ付けをするシステム。電子基板やセンサー素子、ワイヤーハーネスなどの用途で省人化を支援する。

 遊星式の攪拌脱泡装置「マゼルスター」は容器を自転・公転させることで真空を使わず材料を撹拌脱泡。プロペラや攪拌棒は使わず、材料と非接触のため羽根の洗浄も不要だ。マゼルスターとクラセンスを組み合わせた製造の自動化システムも提案する。