2024.01.24 【ネプコンジャパン/オートモーティブワールド特集】ネプコンジャパン 日本スペリア社 低融点鉛フリーはんだなど展示

好評な低融点はんだ「TempSave」シリーズのB37

 日本スペリア社は衝撃に強い低融点鉛フリーはんだ「TempSave B37」、ギ酸還元リフロー専用鉛フリーソルダペースト「SN100C P900 D3」、耐クラック鉛フリーソルダーペースト「LF-C2」、コテ先食われ対策やに入りはんだ「TipSave N」などをブースで紹介する。

 Sn-Bi(錫-ビスマス)系低融点はんだ「TempSave」シリーズは好調。Sn-Bi系低融点はんだの課題とされてきた「耐衝撃性」を大幅に高めたタイプ「B37」がラインアップする。

 この合金は耐衝撃性に加えて、ボイド低減とハロゲンフリー、ディップに対応していることも大きな特徴だ。国内の大手家電メーカーの洗濯機の部品に採用され、採用製品が市場販売されている。

 融点は139~174度で、200度以下での低温実装が可能。組成の改良により、低温ではんだ付けができ、かつ耐衝撃性に優れた特性を有している。実装温度が下がるため、はんだの実装エネルギー(実装時の設備電力)を約3割減少することができるという。ブースでは積極的にアピールする。

 同社は、中国やアジアで新工場を立ち上げている。中国では「NIHON SUPERIOR NEW MATERIALS TECHNOLOGY(NANTONG) CO.,TD.」(江蘇省南通市)に新工場が稼働。これまで稼働していた中国蘇州の工場に加えて、現地での体制を強化した。

 アジアでは、マレーシアのイポーの既存工場の近くに第2工場「NIHON SUPERIOR MALAYSIA)SDN.BHD.NEW TECHNOLOGY」をオープン。現地での生産体制を強化し、現地ニーズと需要に対応した形だ。

 同社は大阪・関西万博テーマ事業「シグネチャーパビリオン」の協賛者になった。これらの取り組みも紹介する。