2024.01.24 【ネプコンジャパン/オートモーティブワールド特集】近未来のデジタルマニュファクチャリング技術が集結
ネプコンジャパン/オートモーティブワールド、最先端の技術などを披露
「ネプコンジャパン」「オートモーティブワールド」それぞれに出展する各社は、最先端の製造技術や製造プロセス、製造装置の情報を世界に発信する。
ネプコンジャパンは、世界市場で高シェアを誇るSMT企業が出展し、進化を続けるスマートファクトリーを中心に、全自動生産を目指す近未来のデジタルマニュファクチャリング技術が集結する。
スマートファクトリーの概念が定着し、大手製造業を中心に普及が進むが、コストの課題は避けられない。このためデジタルツインの手法が活用され、今回のネプコン展でも各社の競演になる。デジタルツインにより、バーチャル空間とリアル空間の環境を再現することで、スマートファクトリーの導入効果が確認できる。
変種変量生産が拡大する中で、出展各社は実装機のヘッド交換や段取り換えの効率化といった課題に対応したソリューションの提案も行う。
人工知能(AI)の活用も見どころになる。例えばこれまで人の経験値に依存していた閾値(しきいち)の設定をはじめ良品、不良品の判別、製造装置の機械要素部品の摩耗状態の確認、生産計画などにAIを導入するなど、同展示会では製造業に分かりやすいAIの活用方法が紹介される。
オートモーティブワールドは、モーター・インバーター、二次電池、FCV、EV軽量化素材・材料、加工、接着・接合技術、OTA技術、サイバーセキュリティーなど幅広い展示が行われる。
新たに「第1回パワーデバイス&モジュールEXPO」も同時開催される。
この中で、少ないエネルギーで長距離を走行するためのEV軽量化では、「素材」の開発や加工技術の開発を展示会場で確認することができる。