2024.01.25 米ラスベガスで超高画質エンタメ体験! 超高解像度のカメラシステム スイスSTマイクロが参画
球体の外観が目を引くスフィア
米ラスベガスに昨年、球体型のエンターテインメント施設「spehere(スフィア)」がオープンした。スイスの半導体大手・STマイクロエレクトロニクスが参画し、超高解像度のカメラシステムで没入感のある映像体験ができる。
上映作品には、超高解像度のカメラシステム「Big Sky」を用い、約1万4864平方メートルの16K×16Kのディスプレーに必要なスケールと再現度で画像を撮影できる18Kセンサーを開発した。
9~12日まで開催していた世界最大規模のエレクトロニクス総合展「CES 2024」の取材で、米ラスベガスに訪れていたCES取材班も映像鑑賞をした。予約した回は1人218.31ドル(約3万円、座席によって値段は変動)と、一生に一度の経験だと思い、意を決してチケットを購入した。
施設内にある歌って踊る人型ロボットや、壁面のホログラム作品などを見て回った後、「ブラック・スワン」(2010年)などを手掛けたダーレン・アロノフスキーの「POSTCARD FROM EARTH」を鑑賞。同作品は「Big Sky」を使った初の映像作品だ。
映像の向こうの空気感、雑踏やそよぐ風の音などを感じる空間だった。ラスベガスに行く機会があれば体験してみるのも一つだ。映像技術の挑戦を体験できる。
(26日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報予定です)