2024.01.31 IIFES2024が開幕 オートメーションと計測の先端技術がビッグサイトに集結

リチウムイオン電池を製造する工程のデモ(三菱電機)

四足歩行ロボットによるプラント点検自律化の提案(横河グループ)四足歩行ロボットによるプラント点検自律化の提案(横河グループ)

 国内最大級のオートメーションと計測の先端技術総合展「IIFES2024」が1月31日、東京ビッグサイト(東京都江東区)西ホールで開幕した。会期は2月2日まで。

 会場では製造業の自動化を支援する多様なソリューションが集結した。

 三菱電機のブースではリチウムイオン電池を製造する工程を模擬したデモ機を展示。サーボモーターやシーケンサー、ロボット、リニア搬送システムに3DシミュレーターやAI外観検査などの各種ソフトウエアを組み合わせ、モジュールを組み立てるプロセスの自動化を訴えた。

 東芝グループからはプラントの運転状態を遠隔で確認したり、コンピューター機能を搭載して制御とITを融合させるコントローラーなど統合制御システムに関するさまざまなアプリケーションのほか、永久磁石同期モーターなど省エネモーターの実機も展示した。

 横河グループはロボットを使ったプラント点検の自律化を提案。四足歩行ロボットが作業員の代わりに巡回検査するイメージのデモを実演した。計装機器の校正作業を効率化したり、自動校正を行うツールも出品した。

 アズビルはバルブの稼働データをクラウドに収集し、データの分析・可視化ができるソリューションや制御監視システムとスマート保安技術を連携してプラント運転上の課題を解決するシステムなどを紹介した。

 リアル展とオンライン展のハイブリッドで開催(オンライン展は2月16日まで)。リアル展は195社・団体、オンライン展は39社・団体が出展し、オンライン展を含み5万人の入場者数を見込む。

 (2月1日、電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)