2024.02.02 大阪・関西万博 中国パビリオン起工式 来年2月完成予定 「竹簡」をイメージした外観

「礎石」を前に式典に出席した中国政府関係者

 大阪・関西万博に参加する中国政府のパビリオン起工式が2日、大阪・夢洲の万博会場で行われた。中国のメディア関係者も多く取材に訪れ、起工式会場は賑わった。

 司会は李慶霜大阪・関西万博中国政府代表が務め、中国側からは中国国際貿易促進委員会(CCPIT)の任鴻斌会長、呉江浩駐日大使、パビリオンの設計・建設担当の中国建築科学研究院の王俊董事長が要人として出席。

 任会長は「半世紀以上の歳月を経て開かれる大阪・関西万博はまた世界を驚かせるイベントになることを確信する。中国は万博を重視している」と述べた。

 中国では建物などの着工時には地鎮祭を行い、その時に長方形の石「礎石」を用意して砂をかける儀式があるという。

 式典では礎石として北京産の真っ白な大理石の一種で雄大、荘厳さが特徴の「漢白玉石」が持ち込まれ、工事の無事を祈った。

 中国パビリオンは古代の書物である「竹簡」をイメージした外観。内装展示含め来年2月の完成を予定している。

 (2月6日、電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)