ジャパンディスプレイ（JDI）は6日、センサー技術を使った健康見守りサービスの事業化を始めると発表した。また岡山大学や、あいおいニッセイ同和損害保険とはドライバーの運転挙動と健康の相関性を調べる共同研究を開始することも表明した。

　JDIはセンシング機能のある指輪型のスマートリングを開発しており、これを使って企業・団体向けに健康見守りサービスを「Virgo」の名前で始める。リングとアプリ、クラウドを連携して、ライフログの取得や、それを踏まえた保健師らによるアドバイス、情報提供といった形で行動変容につなげる。

　岡山大などとの共同研究では、スマートデバイスを使い、バイタルデータなどを取得。ライフログの可視化を通じてドライバーの健康や安全確保に貢献することを目指す。

　東京都内であった発表会に登壇したスコット・キャロン会長兼CEOは「すベての人の健康に寄り添い、社会課題解決に貢献したい。原点回帰を進める」と意欲を示した。

（7日以降の電波新聞／電波新聞デジタルで詳報予定です）