2024.02.14 AIとデータ活用の新プラットフォーム 富士通、3月から技術コンサル強化

握手を交わす富士通執行役員のヴィヴェック・マハジャン氏(左)と高橋氏=14日

 富士通は14日、AI(人工知能)とデータ活用による社会課題解決を支援する新たなプラットフォーム「Fujitsu Data Intelligence PaaS」を3月から提供すると発表した。AIを自由に使いこなせる基盤とコンサルティングサービスを展開する。

 富士通は、サステナブル(持続可能)な未来の実現を理念に掲げた新たな事業ブランド「Fujitsu Uvance(ユーバンス)」を2021年10月に立ち上げ、社会課題解決を目指すサービスを提供している。

 3月から提供する「Fujitsu Data Intelligence PaaS」は、ユーバンス事業の一環で、組織内外に散在する膨大なデータを意味のある形に統合し、意思決定を支援する。業種間で分断されたデータを統合的に連携・分析することで、企業間のクロスインダストリーを活性化させ、これまでにない解決策や知見を導き出すのが狙い。

 先端AI技術を試せるAIプラットフォーム「Fujitsu Kozuchi」や、企業・業種を超えたデータ連携を実現するブロックチェーン技術「Fujitsu Track and Trust」を使い、企業が安心安全にAIを利用できる環境を提供する。

 マイクロソフトのクラウドサービス「Azure」やデータ分析ソフト「Palantir」と連携し、組織内外に散在するデータを統合して意味のある形で提供する。

 富士通執行役員でユーバンス担当の高橋美波氏は「ユーバンスのオファリングにKozuchiを必ず入れていくようにしたい」と話した。

 (後日、電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)