2024.02.16 電機・素材関連企業が活躍 各社の強みでSLIM着陸に貢献

振動試験時のSLIM(三菱電機のサイトから)

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小型無人探査機「SLIM(スリム)」のピンポイント着陸成功には、エレクトロニクス・素材系の日本企業のさまざまな要素技術の活躍があった。三菱電機に代表される大手テック、シャープの太陽電池などや、中興化成工業(東京都港区)が製造するフッ素樹脂製のダイヤフラムなどが貢献した。宇宙ビジネスへの参画の機運がさらに高まりそうだ。

 三菱電機はJAXAから主開発担当に選定され、高精度の着陸を支える「航法誘導...  (つづく)