2024.03.01 ビックカメラのテーマ曲、本拠地池袋の山手線発車メロディーに

ティッシュを受け取った通行人と握手する上野由岐子投手

 軽快なテンポを聴くと思わず口ずさんしてしまう、ビックカメラのあのテーマソングが1日、JR山手線池袋駅の発車音になった。

 1978年に池袋に進出したビックカメラ。同社の秋保徹社長も池袋本店のテレビ売り場での勤務経験があり「われわれも地元の一員。一致団結してよりよい街に変えていきたい」と思いを語る。22年6月には豊島区とパートナーシップ協定を締結した。

 今回採択されたテーマソングは、移り変わる池袋の街を反映させ、23年にリニューアルしたもの。わずか14秒の尺のなかで、「いけふくろう」など現在の池袋を最大限表現するにはどうしたらよいか熟考した。

 池袋には、競合のヨドバシカメラも進出予定。秋保社長は「強敵でもあり、お互い切磋琢磨してきた間柄でもある。楽観視はできないが、そのような環境下に身を置いた方がわれわれも進化していけると思っている」と閉塞感が漂う家電業界での契機として前向きにとらえる。

 テーマソングを歌うkanakoさんは1日、JR池袋駅のメトロポリタン口改札外に駆けつけた報道陣と関係者に向けて生歌を初披露。「早口で歌っていて難しいと思うが、歌えた時の爽快感がある」とし、「皆さまにも体験してもらいたい」と語った。

 1日駅長に、ビックカメラ女子ソフトボール高崎BEE QUEENの上野由岐子投手が就任。池袋駅東口で、駅利用者と言葉を交わしながらティッシュ配りに励んだ。

 1日から31日まで、ビックカメラグループ池袋地区限定で、「Suica」などの交通系電子マネーで累計税込み3000円以上の購入で、5万円分のビックカメラギフトカードや1万円分のパルコ商品券などが当たる抽選イベントも開催する。