2024.03.01 日立ジョンソン、日本市場責任者に菊地氏 ニデック子会社出身

日本市場責任者に就任した菊地氏

 日立ジョンソンコントロールズ空調の日本市場責任者に菊地正幸氏が就任した。ナイルス・プレシジョン、日本電産コパル(現ニデックプレシジョン)の生産部門で様々な改革と経験を積み、2020年の日立ジョンソン入社後は台湾ビジネスユニット長として改革に取り組んできた。台湾では製品の歩留まり改善を進め、出荷前製品のキズを2年で80%削減。その実績を生かす手腕に期待がかかっている。

 菊地氏は、日本・台湾担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー兼台湾ビジネスユニット長に就任した。

 同社は米ジョンソンコントロールズと日立製作所グループの家電子会社・日立グローバルライフソリューションズが出資する合弁会社・ジョンソンコントールズ日立空調の日本法人として、25年に設立10周年を迎える。家庭用エアコンのイメージキャラクター「白くまくん」も50周年を迎えるため、国内市場のシェア20%獲得とともに、「生産現場でさらに品質を高める施策を打っていく」(菊地氏)とする。

 前責任者であるニデック出身の泉田金太郎氏がシェア拡大に向け、国内生産回帰をはじめ積極的な拡大施策を打ってきた。今後は国内シェア20%の目標はそのままに品質強化をさらに加速させる計画だ。新体制は菊地氏を中心に日本・アジア地域セールス・マーケティング本部長に福家秀樹氏を、日本家庭用空調ビジネスユニット家庭用事業本部長に鷹取聡氏をそれぞれ置き、3人体制で品質強化と安定供給、販売を拡大していく。

(4日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)