2024.03.02 AR演出を楽しみながら選手を応援 KDDIと京都パープルサンガ、スタジアムで実証実験
アプリではゲームでチームを応援
KDDIと京都パープルサンガは2日、京都府亀岡市のサンガスタジアムby KYOCERAでAR技術を活用した実証実験を実施した。「スマホゲームを楽しみながら、チームにギフトを贈って応援できるファンエンゲージメントサービス」が実験コンセプト。需要性を把握し、今後のサービス展開に生かす。
両者は3年前から共同で事業を展開。これまでにアプリの開発などを手掛けてきた。今回の実験で活用するシステムは「AR 応援チャレンジ β版」。新たなチームとファンのタッチポイントづくりを支援し、スポーツ観戦体験をワンランクアップする。
ゲームの内容は、自身の座席からスマートフォンをピッチにかざすと、AR演出を楽しみながら選手を応援できるもの。画面上に表示されたゴールにボールを入れるシューティングゲームで、利用者は無料でアプリをダウンロードして体験することが可能。スタジアム内の参加者がチームに分かれ、対戦形式で行い、ボールをゴールに決めた得点数で競う。
当日スタジアムでは「2024明治安田J1リーグ第2節湘南ベルマーレ戦」を実施。実証実験は試合前の2時間で開催され、多くの人がサービスを利用し、ゲームを楽しんだ。
同サービスは2月29日までスペイン・バルセロナで開催されたモバイル関連展示会「MWC Barcelona 2024」のKDDIブースで、デモ体験ブースを出展していた。MWCの展示や今回の実証を通じて、AR演出が楽しめるゲームを通じてギフトをチームに贈るなど今後のサービス化に向けて検討する。
(後日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)