2020.04.21 新型コロナ感染者発生の家電量販店 防止策徹底し営業再開
新型コロナウイルスの感染者が発生した家電量販各店では、店内の消毒作業を徹底するなど感染防止対策に万全を期した状態で、営業が再開され始めている。
メーカー派遣の商品説明員1人から新型コロナの陽性反応が確認されたエディオン御影店(神戸市東灘区)は、4月8日から臨時休業していたが、22日午前10時から営業を再開する。
感染が判明した商品説明員は1日が店舗への最終出勤日。その後発熱したことからPCR検査を実施。その結果、陽性が確認されたため、8日から店舗を休業していた。9、10日に専門業者による店舗の消毒作業を実施。18、19日にも2回目の消毒作業を実施した。「安心してご利用いただくために、念のため消毒作業を2回実施した」(同社)。
商品説明員と店舗従業員は常時マスクを着用していた上、商品説明員の最終出勤日から3週間が経過していることから、22日に営業を再開することを決めた。
エディオンは新型コロナの感染拡大を防止するため、エスカレータなど多くの人が触れる場所の清掃強化や飛沫感染防止のビニールカーテンの設置、集客につながるセールやイベントの自粛、商品配送時におけるマスク着用と設置・工事完了後の拭き清掃の徹底などを行っている。
ヤマダ電機テックランド唐津店(佐賀県唐津市)も今月14日午後7時頃、5日に勤務したクレジット会社ジャックスからの派遣社員1人が、新型コロナに感染していることが判明し、15日午後から同店を臨時休業。店舗内と事務所などの消毒作業を行った。
派遣社員は、13日にPCR検査を実施し、14日に陽性反応が出た。5日以降、お客や取引先、従業員の体調不良者は報告されておらず、通常営業に戻しても差し支えないことを唐津保健福祉事務所に確認。自宅待機としていた店舗人員約30人を戻し、17日午前10時から営業を再開している。