岩崎電気は、LED景観街路照明のフラッグシップモデル「unis（ユニス）」シリーズに、停電補償装置「unis Flare Smart ANSEEN（フレア スマート アンシーン）」をラインアップし、災害時の安全・安心も提案している。

　アンシーンは、台風や豪雨、地震などの災害による停電時、夜間の点灯を最大3夜連続で保持し、地域住民の安全・安心な避難をサポートする。

　通常の景観街路照明と変わらないシンプルなデザインでありながら、停電に備え、景観を大切にする屋外空間に調和する停電補償装置を目指して開発した。

　アンシーンと適合器具・専用ポールで構成する。通常時は商用電源からバッテリー充電しながら「ユニス フレア」と変わらない機能で点灯し、停電時にはバッテリー点灯に自動で切り替え、約10％の明るさに抑えて最大約3夜連続で点灯する。

　RTC（リアルタイムクロック）機能により、日の入り／日の出時間を検出し、照明の点灯／消灯を自動制御。バッテリー電力を無駄なく必要な点灯に使うことが可能だ。

　バッテリーユニットとともにポール内に収まる設計で、施工性やメンテナンスにも配慮。

　ポール内装置の動作状況確認などの通常点検はスマートフォンやタブレットにインストールした制御アプリで可視化している。

　通常点灯とバッテリー点灯の切り替えや充電状態（残量目安）を分かりやすく表示し、維持管理の負荷を軽減する。

　同社は、避難経路のほか、広域避難場所に指定されている公園や、人が集まる集合住宅の共用広場、駅前広場などへの導入を目指していく。