2024.03.14 TBSテレビ、放送支援システム「JNNニュースクラウド」を構築
「JNNニュースクラウド」の開発について紹介した
TBSテレビは、クラウド上に放送支援システムを作る取組みとして、「JNNニュースクラウド」を提案し、業務効率化を図る。
JNN(ジャパン・ニュース・ネットワーク)はTBSをキー局とする全国28のテレビ局が作った。
JNNニュースクラウドは取材予定、原稿、素材、項目表、Qシート、Caution、通信社、ShareNote、CrossSearchの9つの機能で構成。システム特長としては、①常に動き続けること、堅牢であること(24時間365日稼働)②データの権限管理③多数のシステムと連携―という3点をあげている。
これまで各社の異なるシステムにより、JNN系列各局との情報共有が進まないなどの課題に対し、共通のシステムとして活用するために開発された。
アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)のクラウドサービスを活用。同社は各局のシステムとも連携することで、なるべく多くの機能をクラウドに構築、必要最低限の機能をオンプレに構築するハイブリッドのシステムとなっているという。
情報はJNNニュースクラウドで一元管理されており、情報共有も容易に可能。また、どのPCでもアクセス可能で、スマホからも利用可能。クラウドのため、保守期限は無いので、ランニングコストも大きく削減できる。
今後の構想として、JNN28局全部にニュースクラウドの導入に向け、5~10年をかけて、必要な局は各社カスタマイズしながら、順次導入を予定しており、JNNニュースクラウドの一本化を、2030年以降を目指していくという。(15日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)