五木ひろし、八代亜紀ら演歌歌手、ミュージシャン16人が20日から、坂本九の名曲「上を向いて歩こう」の歌唱動画をYouTubeで公開している。

　参加歌手が自宅で歌い、家で過ごす人やファンを励ますボランティア企画。参加歌手全員が歌うバージョンと、各アーティストが歌うバージョンをそれぞれ配信している。

　この試みは新型コロナウイルスの感染が拡大し、多くの人がテレワークなど自宅で過ごしている状況下、前向きに明るい未来に向かえるように、歌の力で勇気と希望を与えるボランティア企画。

　上を向いて歩こうを参加歌手がテレワークで歌った作品と応援コメントを一つの動画として作成。今回の企画に賛同したアーティスト、関係者など有志で、約10日間の短期間で完成させている。

　各々に携帯電話で撮影してもらい、あえてテレワークで撮影する事をコンセプトに動画をつくり上げた。動画は全員参加して歌うバージョンが10分程度。各人で歌うソロのバージョンが3分半程度。動画の冒頭には各アーティストのメッセージを入れて、思いを伝えた。

　参加者の特徴や趣味も取り入れ、在宅スタイルも紹介している。調理や絵画、飼い猫と戯れながらなど、特徴的な風景も取り入れた。

　米フロリダからジャズトランぺッターの日野皓正さんも演奏で参加した。五木は「この歌を聴いて少しでも元気になっていただければ」とコメント。

　そのほかの参加者はキングレコードから市川由紀乃、丘みどり、椎名佐千子、福田こうへい。テイチクエンタテインメントからは北山たけし、島津亜矢。ユニバーサルミュージックジャパンから坂本冬美。

　日本クラウンからは大江裕、西田あい、三山ひろし。ソニーミュージックから伍代夏子、藤あや子。ポニーキャニオンからは城南海。

　アップロード期間は1年間。各個人にSNSでのアップロード先リンク拡散を呼び掛ける。