2024.04.05 JR西日本などが大阪駅うめきたエリアで触覚技術イベント 和歌山観光を疑似体験

触覚技術の観光体験イベント

 JR西日本、JR西日本コミュニケーションズ、NTTドコモ、三菱総合研究所は3月30、31日の2日間、大阪市にあるJR大阪駅(うめきたエリア)で触覚技術(ハプティクス)観光体験イベントを実施した。会場では、大型スクリーンや音響設備、触覚デバイスを活用し、サイクルトレインや動物との触れ合いなどの疑似体験を推進した。

 昨年3月に開業したうめきたエリアは「イノベーションの実験場」と位置づけ、多彩な技術、サービスを採用している。

 イベントが開催されたコンコースのスペースは「インタラクティブ空間」となっており、人の動きとスクリーンが連動する横幅14メートル、高さ3.3メートルのインタラクティブボードを設置している。このスクリーンを活用し今回のイベントを実施した。

 体感イベントのねらいは、疑似体験を通して和歌山の魅力を伝え、観光誘致すること。コンテンツは3つ。サイクリングや車窓の風景を楽しみながら自転車をそのまま積み込んで移動ができるJRきのくに線のサイクルトレインの体験を用意。また、動物園のアドベンチャーワールド、遊園地の和歌山マリーナシティの撮影協力のもと、駅にいながら動物とのふれあいや、遊園地の花火イベントを間近で見ているような体感価値を提供。映像や音に連動して触覚を再現することで、より没入感を高めた。

 多くの来場者が大阪にいながら和歌山県内の観光スポットやイベントを映像や音に加えて、触覚でも体感。各観光名所への関心を高めていた。(8日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)