2024.04.16 パナソニック、新型衣類乾燥除湿機を発売 消費電力3分の1に
新「エコ・ハイブリッド」方式により省エネ除湿を実現した
パナソニックは、部屋干しニーズが高まるなかで、電気代を抑えた衣類乾燥・快適性向上を実現する衣類乾燥除湿機の新製品F-YEX120B-W(クリスタルホワイト/オープン・市場想定価格=税込7万円前後)を5月30日から発売する。同社独自のハイブリッド方式と比べ消費電力を約3分の1に抑える「エコ・ハイブリッド方式」を採用した。
衣類乾燥除湿機には、乾燥方式として、デシカント式(乾燥剤のフィルターに湿気を吸着させ除湿する方式)・コンプレッサー式(湿った空気を冷却器で冷やし湿気を水滴にしてタンクに回収する方式)、及び両方式の長所を取り込んだ同社独自のハイブリッド式があるが、新製品は新たな乾燥方式を採用し、より省エネ性を高めた。
「エコ・ハイブリッド方式」は、コンプレッサー方式と空冷除湿方式を組み合わせた方式で、結露の仕組みにより、空気中の湿気を2度除湿することで、乾燥性能を高める。
コンプレッサー方式で駆動する冷却器で冷やした空気を有効活用し、さらにもう一度空冷除湿機構に通して除湿することで、同社従来機(ハイブリッド方式)と比べ3分の1の消費電力に抑えた。
このほか、「使用後のタンクの水捨てが面倒」「浴室のカビ対策など長時間連続で使用したい」といったニーズに応え、ホースをつないで排水する「連続排水」に対応する。部屋干し衣類のにおい対策に効果的なナノイーX(48兆)も搭載している。
同社では、衣類除湿乾燥機の潜在的な需要はまだあると見ており、製品特長をしっかり伝えて、生活の質(QOL)を高める新製品の商品価値を同社サイトをはじめとして、情報提供していくという。併せて購入前に試すことができるようレンタルにも対応する予定だ。(17日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)