シャープは、梅雨商戦に向け、3月から発売したプラズマクラスター衣類乾燥除湿機新製品の訴求を強める。コンプレッサー方式、デシカント方式、また両方式の長所を融合したハイブリッド方式と、ユーザーニーズに合わせた豊富なラインアップで、商戦を盛り上げていく。

　除湿機の使用環境は、部屋干しをする季節や干し方、頻度、住んでいる地域の気候など、家庭によってさまざまだ。

　年間通して衣類乾燥も除湿もするというユーザーにはハイブリッド方式、夏場の使用がメインで電気代が気になるユーザーにはコンプレッサー方式、年中部屋干しをするものの場所がないというユーザーにはコンパクトなデシカント方式を提案するなど、顧客ニーズに寄り添った商品ラインアップで需要喚起を図る。

　ハイブリッド方式の新製品CV-SH150(オープン/市場想定価格=税込8万5000円前後)では、前モデルから除湿能力を高め、衣類乾燥スピード(2キログラム/60Hz)は従来の約64分から約57分(梅雨時)へと、業界トップクラスの衣類乾燥スピードを実現した。

　プラズマクラスター25000を搭載し、生乾き臭もスピード消臭し、浮遊ウイルス・菌はもとより、付着ウイルス・菌の抑制にも効果を発揮する。

　また広範囲に風を届けてしっかり乾燥させる広角ワイドルーバーを搭載する。

　排水タンク(約3.6リットル)は、ハンドル付きで持ち運びしやすく、凹凸も抑えて手入れ性を高めた。市販のホースをつなげば24時間連続除湿も可能だ。ホコリブロックプレフィルターを搭載し内部の清潔性も高める。

　このほか、コンプレッサー方式では、CV-S180(W)(オープン/市場想定価格=税込8万円前後)、同S71(W)(同/4万6000円前後)、コンプレッサー方式で冷風機能がついたCM-S100(W)(同/6万円前後)、デシカント方式CV-S60(W)(同/4万3000円前後)を揃えている。

　同社では店頭展示ツールを刷新し、プラズマクラスターによる消臭を軸とした訴求を店頭で実施している。(30日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)