2024.05.07 パナソニック炊飯器「ビストロ」好評 計画比120%で推移
「ビストロ匠技AI」によって、米の状態に合わせ最適に炊き上げる
パナソニックは、昨年秋に可変圧力IH炊飯器の最上位機「ビストロ」Vシリーズを投入、米の状態に合わせ最適に炊き上げる「ビストロ匠技AI」が評価され、計画比120%(今年3月末時点)で推移し好評だ。同社調理家電商品ビストロシリーズの一品として、指名買いするユーザーもいる。実食体験の機会を増やすなど、今後も炊き上がりのおいしさを積極的に訴求していく。
同社では、炊飯器最上位モデルVシリーズを、スチームオーブンレンジやオートクッカー、ホームベーカリー、オーブントースターに加え、昨年から「ビストロ」シリーズとして投入している。
同シリーズは、統一感のある洗練されたデザイン性や技術に裏打ちされた"おいしさ"の追求などを通し、全体的に認知が高まっている。
可変圧力IH炊飯器「ビストロ」Vシリーズは、センシング技術と火力・圧力の最適なコントロールにより、米の状態に合わせ、最適においしさを引き出す点が高く評価された。デザイン性や、「ビストロ」ブランドである点も好評で、指名買いにもつながっている。
■ビストロ匠技AI
米の消費量は年々減少しているものの、同社の調査では、9割以上の人が一日一回以上ごはんを食べており、5割以上の人がごはんのおいしさにこだわりがあることが分かっているという。
おいしいごはんを炊くコツは、品種や作柄、保存状態によっても変わる米に合わせて火加減や水加減を調整することだ。
Vシリーズは「ビストロ匠技AI」によって米の状態や室温等を検知し、約9600通りの中から最適な火力や圧力のプログラムを導き出す。
さらに、急減圧による爆発的な沸騰を起こす「急減圧バルブ」、加圧状態で熱風を送り込み、米表面の水分量を最適にコントロールする「加圧熱風ポンプ」により、米の一粒一粒に熱を伝え、うまみを引き出した粒感のある炊き上がりを実現する。
「ビストロ匠技AI」は、沸騰検知センサー、リアルタイム圧力センサー、釜底温度センサーという3つのセンサーを活用し、中でもリアルタイム圧力センサーで細かく圧力をセンシングし、微調整につなげるのが特徴で、理想の炊き上がりに近づける。
また、新たに搭載した「加圧熱風ポンプ」で、熱風を釜内に送り込み瞬時に加圧できる。このため残水量が少なくなる炊飯工程の後半でも加圧できるようになり、調整の幅が広がった。
お米の銘柄に合わせた炊き分けを可能にする73銘柄の炊き分け機能なども備えている。
■おいしさを訴求
同社によると、Vシリーズについて、ごはんのおいしさ、また手入れ性の良さにおいて、実際に使っているユーザーからの満足度が特に高いという。
今後、同社ではさらに実食の機会を増やすなど、おいしさを実感してもらって、さらなるユーザー層の拡大を狙っていく。
また、同社独自の機能である「ビストロ匠技AI」によるおいしさの追求について、デジタルを中心に積極的に発信していく考えだ。
今後さらにビストロシリーズとして炊飯器のラインアップ拡充を検討するほか、ビストロシリーズ全体の販売増を目指していく。