2024.05.09 パナソニック 空質空調社、「ジアイーノ」を寄贈 能登半島地震被災のペット用シェルターに

ペット一時預かりシェルターで活躍するジアイーノ

 パナソニック 空質空調社は、今年1月と3月に、石川県獣医師会からの協力要請に応じ、能登半島地震で被災したペット専用一時預かりシェルターに、次亜塩素酸 空間除菌脱臭機「ジアイーノ」(F-MV4100-SZ)計7台を寄贈した。

 同シェルターは、石川県獣医師会の「令和6年能登半島地震動物対策本部」が開設。1月より石川県獣医師会に加盟する61カ所の動物病院でペットの一時預かりがスタート。

 3月には、被災者が生活再建に専念できるようペット専用一時預かりシェルターが設置され、現在では動物病院で預かっていたペットを含めた約40頭が保護されている。

 シェルターは、トレーラーハウスや改良した倉庫の中に設置され、1頭ずつゲージに入れて保護されているが、複数のペットが同じ空間にいるため、体臭、排泄物などのにおいが課題だった。

 能登半島地震動物対策本部の保護対策班・班長の北秀春獣医師は、自身が院長を務める「あすなろ動物病院」(石川県金沢市)で現在、「ジアイーノ」を4台使用しており、確かな脱臭力を実感していることから、同社に協力を要請。今年1月に3台、3月に4台、合計7台の寄贈が実現した。

 北獣医師は「被災動物・飼い主の環境だけでなく健康管理でも効果を発揮してくれると考え、お願いした。十二分に期待に応えてくれている」と感謝のコメントを寄せる。

 また、同対策本部の本部長である宮野浩一郎獣医師は「被災したペットを預かっているシェルターでは、多くのペットが生活し、清潔な環境を心がけているものの、どうしてもにおいの問題はつきものとなる。使ってみて一番に実感したのが、こもっていたにおいがスーッと無くなったこと。音も静かでペットたちのストレスも最小限にできたと思う」と効果を感じている。(10日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)