2024.05.10 NTTデータGが6年ぶり社長交代、佐々木副社長が昇格

6月18日に社長に就任する佐々木氏(右)と本間社長

 NTTデータグループは10日、佐々木裕副社長(59)を社長に昇格する人事を発表した。6月18日に開催する株主総会で正式決定する。本間洋社長(68)は相談役に就任する。

 佐々木氏は1965年9月13日生まれ。90年4月に同社に入社し、16年6月に執行役員ビジネスソリューション事業本部長に就任。21年6月には取締役常務執行役員戦略統括本部長 戦略統括本部事業戦略室長兼務となり、23年7月には代表取締役副社長執行役員日本リージョン担当、技術総括担当(現職) NTTデータ代表取締役社長(現職)に就任していた。

 10日の会見で佐々木氏は「21年に事業戦略室長に就任し、NTTリミテッドとの統合プロジェクトを開始した。一昨年に統合し、(海外事業会社の)NTTデータインクが設立された」とした上で、「昨年7月からは国内事業会社の社長として国内事業を牽引してきた。今回の指名を受け、3社体制の移行を含む会社の形態を設計し、その設計図に則って経営する責任を感じている」と話した。  

 本間社長も「18年6月の就任以来、6年間社長を務め、売上高は1兆円から2.6兆円に、利益率は2%台から8%台に向上した」とし、「4月からはNTTデータインクが新しい経営体制に移行し、6月18日からは佐々木新社長の下で新たな体制に移る」と話した。