2025.08.21 三菱電機が「もしも機械が休んだら展」 東京・原宿で22日から3日間開催

展示イベントの会場となるミルギャラリー神宮前

架空の状況をユーモラスに表現架空の状況をユーモラスに表現

 三菱電機は22日からの3日間、ギャラリースペース「ミルギャラリー神宮前」(東京都渋谷区)で展示イベント「もしも機械が休んだら展」を開催する。これは日本機械学会が制定した「機械の日」(8月7日)、「機械週間」(8月1~7日)に合わせたプロジェクトの一環。

 今回のイベントでは、自動ドア、洗車機、遊園地の遊具であるコーヒーカップやメリーゴーランドなど、機械が休んだ架空の状況がイラストでユーモラスに表現されている。ビジュアルは、ショート漫画「サラリーマン山崎シゲル」の作者であるイラストレーターの田中光さんが描き下ろした。

 さらに、自動販売機が休み人が代わりに行う「人力販売機」を展示するほか、「さいとうさん」の「さい」の漢字表記(50種類以上)をAI(人工知能)で自動認識・識別する技術を体験できるゲームなども用意する。

 同社は、製造現場を支えるFA(ファクトリーオートメーション)の分野で国内トップシェアを誇る。イラストに描かれた機械には、同社製品が採用されている。企画者であるブランドコミュニケーション部ビジネスコミュニケーション1グループの大和田麻友氏は「私たちの身の回りには数えきれないほどの機械があり、暮らしを支えている。若い世代にはものづくりに関心を持ってほしい。機械のありがたみ、人と機械の関係について改めて考えるきっかけになれば」と述べた。

 展示イベントの入場料は無料。アクセスはJR原宿駅から徒歩8分、東京地下鉄の明治神宮前駅から同3分、表参道駅から同7分。