2024.05.10 FUJIの3月期連結決算、設備投資低迷で減収減益

 FUJIの2024年3月期連結決算は、減収減益。

 ロボットソリューション事業は、世界的なエレクトロニクス需要の低迷により設備投資が軟調に推移。減収減益となった。

 マシンツール事業では、自動車市場における一部需要回復基調により売上高は増加したが、営業損失7億8600万円を計上した。

 今後は、主力の電子部品実装ロボットを手掛けるロボットソリューション事業で予断を許さない状況が続く一方、スマートフォンを中心とした通信・半導体市場の回復、自動運転・IoT化による車載関連の継続的な設備投資などを見込む。マシンツール事業では体制を刷新し、強みであるターンキーソリューションビジネスに注力することで収益構造の改善を図る方針だ。

 今期通期連結業績は増収増益を見込む。