2024.05.10 THK、1~3月連結は減収減益

 THKの2024年12月期第1四半期(1~3月)連結決算は、減収減益。

 同社は、中国でのFA市場の成長などの需要を取り込むべく、グローバルで生産・販売体制を拡充。新規分野として、自動車、医療機器、航空機、ロボットのほか、免震・制震装置、再生可能エネルギー関連など自然災害や気候変動のリスクを低減する分野と、新規開発品の売上収益の拡大を図っている。AI、IoT、ロボットなどの活用にも注力する。

 産業機器事業においては、引き続き全般的に需要が低位に推移する中で積極的な受注活動を展開したが、受注残が高水準であった前年同期に比べて減収。輸送機器事業では、自動車の生産と販売が回復する中、おおむね回復基調が継続した。

 産業機器事業で需要低迷が続く中、日本、中国では、前年同期比で減収。米州では、為替が円安で推移したことなどにより増収だった。欧州では、セグメント損失3億1000万円を計上した。