2024.05.10 タムラ製作所、3月期連結は減収・営業増益
タムラ製作所の2024年3月期連結決算は、中国市場の減速や巣ごもり需要の一巡により家電や産業機器関連の需要が低調だったが、電子部品関連事業の売り上げ構成の改善や円安効果もあり、減収ながら営業増益を確保した。
セグメント別売上高は、電子部品関連事業は、顧客在庫調整により電動工具向けチャージャーやエアコン用リアクター、産業機械向けトランス・リアクターが低調だったが、車載向け昇圧リアクターやデータセンター向け大型トランスなどが伸長し、前期比0.6%減。電子化学実装関連事業は、車載向けは回復基調で推移したが、中国市場の停滞や情報機器向けの需要減速でソルダーペーストやソルダーレジストが減少し、同4.6%減。情報通信関連事業は、同23.4%増。