2024.05.29 DX銘柄企業のDX事例公開 IPA、国内上場企業の分析結果も掲載

 情報処理推進機構(IPA、齊藤裕理事長)は、「デジタルトランスフォーメーション銘柄(DX銘柄)」として選定された企業の先進的なDX事例を取りまとめた「デジタルトランスフォーメーション銘柄2024選定企業レポート」を公開した。

 「DX銘柄」は、東京証券取引所に上場している企業の中から、ビジネスモデルなどを抜本的に変革し、新たな成長・競争力強化につなげるDXに取り組む企業を経済産業省、東京証券取引所およびIPAが選定している。

 今回、「DX銘柄2024」選定企業25社、うち「DXグランプリ2024」選定企業3社、「DX注目企業2024」21社、「DXプラチナ企業2024-2026」2社を発表した。

 同レポートでは、DX銘柄2024選定企業のうち、特に優れた取り組みにより〝デジタル時代を先導する企業〟である「DXグランプリ2024」に選定されたLIXIL、三菱重工業、アシックスの経営層へのインタビューを掲載。DX推進に関する経営ビジョンやビジネスモデル、戦略をはじめ、DX成功のポイントやAI(人工知能)活用への取り組みなど、詳しく紹介している。

 また、DX銘柄に選定された22社の「経営ビジョン・ビジネスモデル」「戦略」「組織づくり・人材・企業文化」「デジタル技術活用環境の整備」「DXの取組内容とその成果・重要な成果指標」「ガバナンス」「今後の展開」「委員コメント」を紹介。企業価値への貢献において注目されるべき取り組みを実施している企業として選定された「DX注目企業」21社についても、「経営におけるDXの位置づけ」「DXの取り組み紹介」を紹介している。

 さらに、特に優れた取り組みを3年以上継続している企業である「DXプラチナ企業」として、選定された日立製作所とトプコンの経営層へのインタビューも紹介している。

 このほか、東京証券取引所の国内上場企業344社から回答を得たDX調査の分析結果も掲載し、DX銘柄2024に選定された企業の特徴をデータに基づき示している。