ヤマハ発動機ロボティクス事業部は「JISSO PROTEC」で、表面実装技術（SMT）の新コンセプト「Perfect Fit Automation」の下、各種製品やサービスを出展する。

　Perfect Fit Automationは、SMT生産工程の全プロセスにおいて、現場の状況に応じ、最適な自動化を提案するもの。プロセスごとに自動化の提案を行うことで、多種多様な設備やシステムを適切に連携させ、工場全体を最適化するスマートファクトリーの具現化を目指す。

　ブースでは新コンセプトを体現する具体的な事例を展示。長時間の無人無停止運転を実現する生産フロアの未来像や、かねて提唱している「1Stop Smart Solution」による高効率・高品質な生産ラインを紹介する。

　ブースは3コーナーに分けて展開する。Perfect Fit Automationコーナーでは①生産計画・データ作成②生産準備③生産中④トラブルシュート⑤メンテナンス⑥検査－の6プロセスに最適な、自動化・自立化を実現できるソリューションを提案する。

　SMT生産フロア自動化コンセプトの展示では、自動部品補給に対応した「自動化マウンター」、補給予定の部品が取り付けられたフィーダーを事前に蓄え、次の補給に必要なフィーダーを自動的に出庫する「デリバリーステーション」、これらの間でフィーダーおよび交換作業を行う「チェンジャー」を展示。SMT生産フロアにおいて最も工数のかかる部品補給作業の自動化を訴求する。

　以前から提唱している1Stop Smart Solutionの展示では、プレミアム印刷機「YRP10」、プレミアム高効率モジュラー「YRM20」、3Dハイブリッド光学外観検査装置「YRⅰ-V」を用いて、インテリジェントファクトリーの具体例を見せる。

　表面実装機、印刷機、検査機の実装設備をそろえることができるフルラインアップメーカーとしての強みをアピールする。