2024.06.21 バスの置き去り防止安全装置、エレ業界から相次ぎ製品化  介護や学習塾など新たな需要

村田製作所は今回の知見をもとに乗用車への普及を推進。中央がWi-Fi電波を活用した車室内置き去り検知装置

 「送迎用バスの置き去り防止を支援する安全装置のガイドライン」に適合する装置の設置が義務化されてから1年が経過した。エレクトロニクス業界は培ってきた技術を活用してバス置き去り検知装置の製品化を推進しているが、幼稚園などだけでなく他の業界でも採用が広がりつつある。介護向けや学習塾向けなどで需要が高まっており、新たなニーズの獲得を目指す。

 国は2022年10月に「こどものバス送迎・安全徹底プラン」を策定し、安全装置の装備の義務付け...  (つづく)