2024.07.11 【LED照明総合特集】三菱電機照明 青空照明「みそら」新製品 サイズと価格が従来の半分

軽量で薄型の「みそら」ラインタイプ。空間用途に合わせ、壁や天井に取り付け可能

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 三菱電機照明が、青空照明「misola(みそら)」の新製品として、サイズを従来品の半分にしたラインタイプの販売をスタートした。

 ラインタイプのみそらは、従来品であるスクエアタイプと比べてサイズが半分ほどの330×637ミリメートルで、20形直管蛍光灯と同等のサイズ。価格も従来品の半分となる34万円(税別)を実現した。

 光散乱体の側面からLED光を導光させるエッジライト方式を採用して薄型化を図った。器具の厚さを85ミリメートルにしたほか、6.7キログラムと軽量化したことで、施工のしやすさにも配慮している。

 最大で1600ルーメン(昼のシーン)の明るさとなり、一般的な照明器具と同等に空間を照らせる。

 ラインタイプのみそらを2台連結することで、オフィスや施設などに設置されている40形直管蛍光灯を代替できる。また、ダウンライトを取り付けられるオプション(別売り)のサイドプレートと組み合わせれば、みそら1台でもリニューアルが可能だ。

 みそらは、青空をイメージしたパネルと自然光の差し込みを表現するフレームを組み合わせたLED照明。フレーム面に発光面と影をつくることで、空間に対して光の差し込みに方向性を持たせ、太陽光の差し込みを演出する。

 例えば、窓がないために閉塞感がある空間を、青空のような光が差し込む、解放感のある空間に変えることができる。複数のLED光源の発光量を変化させることで、青空以外にも朝夕・昼・夜のシーンといった時間の経過に合わせた調光調色も可能だ。

 みそらは、2020年に「天井埋込形」が発売され、21年に「グリッド天井型」がラインアップに加わった。販売は順調に推移しており、オフィスなどの休憩スペースをはじめ、エントランスのような空間、保育所、病院など、さまざまな業態の施設に累計約2000台の納入実績がある。

 27年末までに蛍光灯の製造と輸出入が禁止されることを受け、蛍光灯からLED照明への切り替えを検討する事業者などのリニューアル需要にも対応したい考えだ。