2024.07.24 【TECHNO-FRONTIER特集】新エネ・充電・電源 3つのイノベーション紹介 諏訪三社電機

小型軽量な定電流機能付き電源「RB01」

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 諏訪三社電機のテーマは新中期経営計画のキーワードを含む、「Create the Future」~未来を創り出す~Power Inovation。ブースでは、前回より小間数を拡大して「新エネ」「充電」「電源」三つのイノベーションで、新製品やこれまでの実績を紹介する。

 新エネイノベーションのブースでは、充放電コントロールユニット「AD67」を出展。充電コントローラーと各種DC/DCを一体化させたコンパクト設計。大きさは縦90ミリメートル、横150ミリメートル、厚さ40ミリメートル。重さは290グラム。

 独自のMPPT制御を用いた優れた充電効率と多様な入力に対応した高いバックアップ性能を搭載していることが大きな特徴。屋外利用における独立電源の課題を解決する。無日照や悪天候でも屋外システムを長時間稼働させることが可能。河川の水位計測、災害監視、スマート農業向けとして最適。

 今年1月に出荷を開始したばかりで大々的に商品を公開するのは今回が初めて。広くPRしていくという。同社では関連製品に登録商標として「OZIZO-SAN」ブランドを推進。電気がない場所で見守る(街はずれでひっそりと見守る)、小型パワースポット(屋外機器のよりどころ=心のよりどころ)の意味を込めた。

 充電イノベーションのブースでは、急速充電の用途に最適な5.8kW電源「ASP5800」を展示。同機は小型で軽量な定電流機能付き電源で新エネ関連だけでなく、各種搬送機器充電、半導体製造装置などで使用可能という。小型軽量でメインコンバーターをユニット化し、並列接続する事で大容量出力に対応した。

 電源イノベーションのブースでは、同社が顧客に提供できる価値と電源設計50年・累計600機種の一例を紹介。「確かな技術を諏訪から世界へ」を合言葉に高信頼ATX電源・産機機器電源・二重化設計電源など、カスタム電源を展示する。