2024.07.26 日東電工、4~6月連結は主要部門好調で増収
日東電工の2025年3月期第1四半期(24年4~6月)連結決算はインダストリアル、オプトロニクスなどの主要部門が好調だったことから20%の増収を果たした。円安により営業利益で113億円押し上げた。
部門別では、インダストリアルテープ事業が基盤機能材料、ハイエンドスマートフォン向け組み立て用部材、半導体などに使用される工程用材料、さらに自動車用はハイブリッド車向けの絶縁材料で需要が堅調。同事業の売上高は前年同期比11%増の892億円。
オプトロニクス事業では情報機能材料が光学フィルムや透明導電性フィルムなどが好調。回路材料はストレージ需要の高まりによりCIS(サーキット・インテグレーテッド・サスペンション)が大幅に増加した。この結果、同事業の売上高は同30%増の1358億円。
ヒューマンライフ事業はライフサイエンスで核酸材料の需要増、メンブレン(高分子分離膜)は中国向け需要が落ち込み減収、パーソナルケア材料はおむつ向け衛生材料で収益性改善。同事業の売上高は同8%増の315億円。