2024.07.31 アドバンテスト、4~6月連結はテスト需要増加
アドバンテストの2025年3月期第1四半期(24年4~6月)連結決算は増収増益。生成AI(人工知能)に向けたSoC(システム・オン・チップ)半導体の複雑化進展によりテスト需要が増加し、利益を押し上げた。
部門別の売上高は、半導体・部品テストシステム事業部門が前年同期比43・3%増の1011億円。SoC半導体用試験装置は先端プロセス品向けの売り上げが大幅に増加。自動車や産業機器関連などの成熟半導体向けの需要は軟調だった。メモリー半導体用試験装置は高性能DRAMに向けた需要が旺盛だった。
メカトロニクス関連事業部門の売上高は同66・9%増の143億円。半導体試験装置に対する旺盛な需要を背景に関連デバイス・インターフェースの売り上げが伸長。ナノテクノロジー関連の売り上げも増加した。
通期連結業績予想は上方修正した。