JUKIの2024年12月期第2四半期（1～6月）連結決算は赤字。前年同期も赤字だった。主要マーケットである中国市場の回復の遅れが響いた。在庫削減のための生産調整、追加コストの発生も影響した。

　セグメント別では、縫製機器＆システム事業の売上高は前年同期比8.3％増の297億円、セグメント損失は17億円。工業用ミシンは欧米の売り上げが伸び悩む一方で、中国、アジアでの売り上げが回復し始めた。利益面は売り上げ平準化のための販売施策と在庫削減の追加コストなどがかさんだ。

　産業機器＆システム事業の売上高は同6.8％減の159億円、セグメント損失は1億円。産業装置の売り上げは米州で伸ばしたが、中国の売り上げが伸び悩んだ。

　通期連結業績予想を下方修正した。