2024.08.09 チノー、4~6月連結は増収減益

 チノーの2025年3月期第1四半期(24年4~6月)連結決算は増収減益だった。計装システムやセンサーのセグメントが増収に貢献。研究開発費の増加を主因に減益となった。

 セグメント別の売上高は、計測制御機器が前年同期比2.1%減の20億円。半導体・電子部品の製造設備、熱処理加工向けを中心に国内の需要は堅調だったが、中国の需要が停滞し、アジア地域での売り上げが減少した。

 計装システムは同9.0%増の17億円。自動車向けの燃料電池評価試験装置、水素エネルギー利用の研究・開発用の水電解評価装置、自然冷媒に対応したコンプレッサー評価試験装置の受注が好調だった。

 センサは同8.2%増の17億円。電子部品の製造装置や熱処理加工向けが堅調だった。