2020.06.12 照明各社が除菌・殺菌製品に本腰 光源技術生かし新たな収益源に育成

岩崎電気の「エアーリア」は新型コロナの影響で引き合いが急増中だ(右から上原取締役上席執行役員、阿部営業部長)

 照明メーカーが、これまで培ってきた紫外線ランプの技術を応用し、ウイルス殺菌に効力を発揮する製品の開発に本腰を入れ始めた。屋外照明に強みを持つ岩崎電気は、紫外線を使った室内向け殺菌装置の新製品を発売。防爆照明などを手がける星和電機も、紫外線LEDモジュールの開発を加速する。新型コロナウイルスのまん延を機に、除菌や殺菌に対するニーズは急速に高まっている。照明メーカーは自社の強みを生かした新たな収益源に育てられるか、今後の動向に注目が集まりそうだ。  (つづく)