2024.08.30 ソリューションプロバイダー各社首脳 生成AIの取り組み重視

三菱電機はセレンディ事業を加速するために「セレンディ・ストリート・ヨコハマYDB(横浜ダイヤビルディング)」を3月にオープンしDX人財約150人が集結し共創活動を始めている三菱電機はセレンディ事業を加速するために「セレンディ・ストリート・ヨコハマYDB(横浜ダイヤビルディング)」を3月にオープンしDX人財約150人が集結し共創活動を始めている

内田洋行は教育ICTの高度化に向けて壁面を使い情報共有したり学習したりできる仕組みを提案している内田洋行は教育ICTの高度化に向けて壁面を使い情報共有したり学習したりできる仕組みを提案している

国内のAIシステム市場、24年は31%増の9000億円
各社のサービスにも搭載進む

 電波新聞社では毎年、新年と夏に主要ソリューションプロバイダー各社へのトップインタビューを実施し、情報サービス産業の現状と今後について報じている。今年1月の新年情報通信総合特集以来のインタビュー企画となる今回、各社首脳とも、生成AI(人工知能)の取り組みを重要事項と位置付け、関心度の高さをうかがわせた。

 IT専門の調査会社IDC Japanによると、国内AIシステム市場は、2023年の市場規模が6858億円、前年比成長率は34.5%。24年は前年比31.2%増の9000億円と見込んでいる。独自生成AIモデル構築のための大規模な実証実験と本番運用に向けた投資はさらに加速し、23~28年の年間平均成長率は30%で推移、28年の市場規模は2兆5433億円に上ると予測している。

 今後、IT各社が提供する各種サービスにも生成AIの搭載が進み、市場争奪戦も厳しさを増すことになりそうだ。